技術士二次試験の筆記突破に「キーワード練習」が効く理由
技術士二次試験の筆記試験突破には、論文対策が欠かせません。特に「知識」と「経験」を適切に伝える「記述力」が重要です。キーワード練習は、この記述力を効率的に高める方法として推奨されています。
技術士二次試験の特徴と求められるスキル
技術士二次試験は「記述問題」「制限時間がある」「業務経験が問われる」という特徴があります。そのため、次の3つのスキルが求められます。
- 知識:技術士一次試験を突破した方なら十分持っている
- 経験:受験資格がある方なら持ち得ている
- 記述力:知識と経験を適切に伝える力。これが最大の関門
択一試験では正答できても、記述式になると書けなくなる経験はありませんか? 記述力を高めるために、知識をアウトプットする練習が必要です。
キーワード練習の効果
キーワード練習は、正しい専門知識を200~300字でまとめることで、論文を書く時の土台を作ります。また、短い字数なので隙間時間に練習でき、制限時間を設けることで実践的な構成力を養えます。
キーワード練習の具体的な方法
効率的なキーワード練習は次の4ステップです。
キーワードのまとめ方の例
アガルートの技術士講座で紹介されている方法を参考に、キーワードをまとめる際の観点を示します。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| ①内容 | キーワードの具体的な内容を主語と述語を明確にして解説する |
| ②背景 | キーワードの背景や活用理由を書く |
| ③課題 | 問題点があれば解決の方向性を書く |
| ④展望 | 今後の展望を関連白書や業界誌を参考に整理する |
すべてを網羅する必要はありませんが、キーワードに関して問われたときに答えられる骨子になっているか意識しましょう。
キーワード練習の実例
実際に作成したキーワードの例を紹介します。
破面解析の例
構造物の破面に残された痕跡を調査することで、破壊の機構や破損の原因を解析する手法である。疲労破壊、脆性破壊、延性破壊、応力腐食割れ、水素割れ等、破壊の原因を特定することができる。更に破面観察から破壊の起点やき裂進展方向を推定し、部材にかかっていた負荷の状況や応力の状況が推定できる。例として、疲労破壊はストライエーションという縞模様の破断面となる。脆性破壊はへき開破壊、延性破壊はディンプルが観察される。
CADの例
CADはComputed-Aided Design(コンピューター支援設計)の略。2次元CADは平面図、立面図など製図台で作成していたものをコンピュータ上の作業に置き換えたものである。線分や円弧を入力していき、立体形状は設計者の頭の中で作り上げていく。これに対し3次元CADは、直方体や球などの立体形状自体をコンピュータで作成していく。平面図と立体図は、CADソフトが3次元から2次元への投影計算を行うため、人間が投影作業を行う必要がない。
FMEAの例
FMEA(故障モードとその影響の解析)は、「設計の不完全や潜在的な欠点を見出すために構成要素の故障モードとその上位アイテムへの影響を解析する技法」である。故障モードと故障を明確にし、影響度や発生頻度、検出難易度から優先順位を付けて対策を検討する。
キーワード練習を効率化するコツ
キーワード練習を効率的に進めるためのポイントを紹介します。
音声読み上げアプリを活用する:スマホの音声読み上げ機能でキーワードを繰り返し聞くことで、隙間時間にインプットできます。音読も併用すると効果的です。
制限時間を設ける:実際の試験を想定して、1つのキーワードを10~15分でまとめる練習をしましょう。時間配分の感覚が身につきます。
定期的に見直す:作成したキーワード帳を定期的に見返し、知識の定着を図りましょう。
よくある質問
キーワード練習はいつから始めればいいですか?
技術士二次試験の対策は早めに始めるのが理想的です。キーワード練習は知識の整理と記述力向上に効果的なので、受験を決めたらすぐに取り組みましょう。
キーワードはどのように選べばいいですか?
過去問5年分に出題された技術用語をピックアップし、自分でキーワード帳を作ります。専門分野の重要用語を網羅することが大切です。
キーワード練習だけで筆記試験は突破できますか?
キーワード練習は記述力向上に効果的ですが、実際の論文作成練習も必要です。キーワードで培った知識と記述力を活かして、過去問の論文を書く練習を積みましょう。
技術士二次試験の筆記突破には、キーワード練習が効果的です。知識と記述力を同時に高め、合格を勝ち取りましょう。
参考情報: takeyuublog.com